XserverとiCloudを使用した独自ドメインメールの設定手順
Xserverドメインで取得したドメインを、iCloud+のカスタムメールドメイン機能に適用し、iOS上で独自ドメインのメールアドレスを運用するための設定方法を解説する。
今回、僕はchuqk.comというドメインを取得したので、このドメインでメールができるまでを順を追って説明したい。
①Xserverドメイン上での下準備
まずはXserverドメインの管理画面にログインする。
https://secure.xserver.ne.jp/xapanel/login/xdomain
ドメインを取得したばかりで、何の設定も済んでいない場合はネームサーバー設定を済ませよう。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/099928f4-d128-4452-8bb7-83c9d65d624c/4069575ec58b54eef74541d25998f6d7.webp)
メニュー左側のネームサーバー設定を選択し、「Xserver Domain」を選択して確認画面へ進む。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/283e6cde-1ccf-4036-97c2-086700ff615b/3c27c94dff09ae0181d93cacde62287f.webp)
このように3つのネームサーバーが自動で設定されたことを確認し、「設定を変更する」を選択して完了。
②iCloudでの設定
設定>iCloud>カスタムメールドメイン から、設定画面を開く。(スクリーンショットはMac版となるが、iPhoneにおいても同様だ)
https://www.icloud.com/icloudplus/customdomain
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/93f01460-18f8-4628-b0c0-fee7d95d75ae/f64ae3ebabed7bae33815ac9ebc79109.webp)
既にドメインは所有している前提なので、「所有するドメインを使用」を選択する。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/11f6b868-77d5-4f7c-830b-3a75aae6e33f/9d8597baf302b1cc283a7ac1c4cf44af.webp)
今回僕は個人なので、「あなただけ」を選択する。ここは状況に応じて選択しよう。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/d7bee031-4512-41a5-8364-abc74b2f2614/215d665f09a7c56664e5c58e85bad7eb.webp)
ドメインを入力する。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/01b5d9e2-8e8b-4b34-b75a-17f352cd9890/1c92080f2c25c668b180060835b7dbbb.webp)
「手順2」の「既存のメールアドレスを追加する」は、既にその独自ドメインのメールアドレスを使用している場合のメニューなので、「メールアドレスがありません」でスキップする。
「手順3」のドメインレジストラの設定の「表示」を選択する。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/c1bc3c49-5377-4edf-afed-a85e48ae54da/68bc32024a3e795e2fd1391a58e80274.webp)
このように、「MX」「MX」「TXT」「SPF」「DKIM」という5つの設定のための値が表示される。
この画面を残したまま、Xserverドメインの設定画面に戻ろう。
③XserverでDNSレコード設定をする
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/997e9f00-674c-418e-b782-26b1313aa2a3/09020d85fb03fcfa1ce30820b6314216.webp)
Xserver画面上で、次に、「DNSレコード設定」に進み、「DNSレコード設定を追加する」を選択する。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/fce06d7e-e97d-46f8-9c08-1715d25f3133/301af51c3b550ba647086b208105e351.webp)
iCloudで表示された5つのレコードを順に入れていく。
上4つの「ホスト名」部分はiCloud上は「@」を記入するように示されているが、空欄にしよう。
注意:Xserverの場合、内容(値)に”(引用符)や末尾の.(ピリオド)が含まれているとエラーになる。
なので、上2つの「MX」および一番下の「CNAME」の内容(値)の末尾のピリオド、また、下から二番目の「TXT(SPF)」の内容(値)の引用符は除いたものを記入しよう。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/ff444776-fb66-4e67-bf85-43fde505547d/115ccf6915382460f1396d7d9dea5a6d.webp)
ネームサーバーも含め、設定全体が上記のようになっていればOKだ。
④iCloudでの設定を完了する
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/b37d555a-34df-4c1e-a989-5f892231f0dd/e07f8d57347dca982fad79263865816f.webp)
XserverでのDNS設定が終わったらiCloudに戻り、「手順4」の「設定を終了」を選択すれば、独自ドメインの設定が完了だ。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/1c22944b-cd5e-4d4e-a89b-8b5909000083/206c82c63370d3fd5f630c323ac4e563.webp)
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/e6609e09-bbcf-48ef-98df-319f68d354e4/16dffadf4fddd4eccb4b212eacdd4a1a.webp)
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/6c70c8d0-1ebe-4065-9473-83d195c8181c/178ef0807c899ebe9ce94d83a7854f31.webp)
もし、上記のようなエラーが表示された場合は、Xserver側での設定反映を待とう。
1時間ほど待てば解決するはずだ。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/massed4u/59d926d6-59b8-4cd2-b5e6-b0718c29a912/cd1bf953dc43d20abcd0d5879fce926f.webp)
あとは「メールアドレスの追加」から好きなメールアドレスを追加すれば、そのメールアドレスでのメールの送受信が可能になる。
※ちなみに、ここで作成した独自ドメインのメールアドレスをiOSのGmailアプリで使用する方法も以下の記事で解説している。